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太田愼吾

編集長 : 太田愼吾
 二級建築士、宅地建物取引士
 住宅の企画・設計・施工管理
 静岡県中部の島田市で
 工務店に勤務

 

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建物が隣の敷地にはみ出ることを「越境」といいます
■□ まずはともあれ敷地情報を □■

静岡県を代表する大河川である大井川の東岸に「神座」というところがあります。
ここで「Оさんの家」建て替え工事を前提とした現地調査を行いました。敷地と既存建物の配置関係の測量です。

現地調査 光波測量あいにくの寒波到来で大変厳しい寒さと強風の中で凍てつきながらの作業となりましたが、杉村設計事務所さんにお手伝いしてもらいながらの光波測量器を使っての測量です。この高価な精密測量機械はもちろん杉村さんのものです。
我々のような住宅建築を主な生業とする「設計事務所、兼工務店」では、このような高価な測量機器を使う頻度が低く、維持する経費を確保できないからです。


この精細な測量作業はこのように社外の方に手伝ってもらうので、通常はお客様からの正式な申し込みを頂いてから行います。この正確な測量図を得てから、正確で安全な設計業務と移っていくのです。適当な敷地図面にいくら一生懸命建築計画図をはめこんでも、工事実行して屋根の先端が収まらなかったなどという笑い話のようなこともありえるわけですから。

では我々「建築の提案者」が申し込み以前にプラニングに使う敷地情報どこから得ているのでしょう?
これは法務局に記録公開されている「公図」という非常に不正確なものから得ることが多いのですが、なにぶん、この「公図」なるもの、明治期の文明開化時に西欧化と平行して官僚組織がまだ未成熟な時期に急いで行われたためでしょうか、えらく精度が悪く、現況と一致しないことがほとんどなのです。みなさんは「登記簿」と「公図」によって個人資産が厳格に記録されていると思っているかもしれませんが、この「公図」に限っては実にいい加減なのことが多いのです。「登記簿」や「公図」という制度は本来、日本という国の経済活動の根拠を構成する仕組みなのですが、こういう事情と誤った認識が近隣との土地に関するトラブルを引き起こしているともいえるんですね。

btn040-2.gifこちらに「公図」に関する諸問題に詳しい記事がありました

ともあれ私達は、営業段階ではまずこの公図を取得してから現地状況を目測と勘で照合し、あるいはクライアントに隣地境界線の取り決め等の記憶を呼び起こしてもらって、プラニングをするわけです。そこへいくと、分譲地や区画整理地内などは敷地があらかじめ確定してますから、その点では安心ですね。

ですから、お客様から既存建物を建ったときの建築確認申請書などがありますと我々は非常に助かるわけです。こういうものは前例主義ですので住宅建築を管轄する自治体などでは昔、認めた内容はとりあえずOKしてくれるもんです。


 

テーマ:家作り日記 - ジャンル:ライフ

日常雑記 | 23:06:42

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