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太田愼吾

編集長 : 太田愼吾
 二級建築士、宅地建物取引士
 住宅の企画・設計・施工管理
 静岡県中部の島田市で
 工務店に勤務

 

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工務店の一員として幸田露伴「五重塔」を読む
■□ 明治期の職人さんを知る □■

幸田露伴のbtn040-2.gif 「五重塔」を読み終えました。
五重塔を自分の手で建ててみたいと熱望する大工職人「のっそり十兵衛」と大工親方である棟梁「源太」を含めた彼を取り巻く人々の心の葛藤を近代的自我を通して描かれた秀作です。 

幸田露伴は1867年といいますから、江戸幕府第15代将軍徳川慶喜が統治権返上を明治天皇に上奏したbtn040-2.gif 「大政奉還」の年の生まれです。まさに江戸から明治に変わる激動の時期です。「五重塔」は露伴が25歳の1892年多感な青年期に書き上げた作品。

時代的に小説の表記が文語体で読み始めは苦労するかなと心配しましたが、ストーリー展開のテンポのよさに引き込まれてあっという間に読み終えました。一文が非常に長くて読みにくいという人が多いようですが、自分は「筒井康隆」の文体が好きなのでほとんど気になりませんでした。

作品内の職人同士の生々しい「やり取り」に胃が痛くなる思いで読みましたが、自分を表現して何かしらこの世にその痕跡を残したいという思いを抱いている人がいるという点では現代でも全く同じです。とかく孤独に陥りがちな表現者に読んでもらいたいなあ。

この本を薦めてくれたОさん、ありがとう。

五重塔―幸田露伴〈1〉 (読んでおきたい日本の名作)五重塔―幸田露伴〈1〉 (読んでおきたい日本の名作)
(2003/12)
幸田 露伴

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テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

日常雑記 | 23:07:57

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