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太田愼吾

編集長 : 太田愼吾
 二級建築士、宅地建物取引士
 住宅の企画・設計・施工管理
 静岡県中部の島田市で
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木造建築家として地域防災訓練の方法を再考する
■□ 家庭内対策の重要性を再認識しよう □■

btn040-2.gif 昨日の記事の続きです。

先の日曜日12月6日に行われた静岡県下一斉の防災訓練の話題を続けます。

記事にも書いたように、私が参加した静岡県主催の防災訓練には二つの骨子があると思われます。一つは災害状況のリアルタイムな情報収集をいかに迅速に正確に行うか。これは行政側の初動体勢訓練で、続く被災者の救援をどのように行うかがこれで決まるわけですから非常に重要です。もう一方は自治防災組織側の訓練で、起きてしまった災害に対し
自分達で何か出来ることはないか、といった発想だと思います。これにはその地域に強力なリーダーシップをとれる人材と組織力が必要だと思います。私はそういう意味ではうまくいっていないんじゃないかと思うんです。これは多少、民主主義的ではなくても構わないんじゃないか、とまで思うのです。

さて、マスコミは今回の防災訓練をどのように扱ったのでしょう。
btn040-2.gif 昨日12月7日の静岡新聞朝刊の記事を引用してみますと、

----- 以下引用 -----

8・11地震の教訓“実践” 地域防災の日、県民61万人が訓練  2009/12/07
 「地域防災の日」の6日、東海地震の発生を想定した地域防災訓練が県内で行われた。8月11日の駿河湾を震源に最大震度6弱を記録した地震を踏まえ、地区内の危険個所の把握や災害時要援護者の避難支援、家具固定などによる安全確保を重点的に検証した。
 駿河湾の地震では、人的被害(死者1人、負傷者311人)のうち、家具の転倒・落下が原因の被害が42・9%に上り、家庭内対策の重要性を浮き彫りにした。地震の教訓を生かし、沼津市で家具固定の専門家による説明会が開かれるなど、家庭でできる防災の実践を呼び掛ける取り組みが目立った。

----- 引用終わり -----

確かに8.11駿河湾地震でのことを思い返してみると、ほとんどが家具の転倒、落下を未然に防ぐことで、それが引き起こす二次災害を減らせるのではないかと実感したのでした。あと被害内容で顕著だったのは和瓦の落下で、4ヶ月経った現時点でも県下の瓦職人が不足している状態で、県外からも多数の職人さんが流入している。これが皮肉にも瓦を葺く人件費の高騰につながっているのだから皮肉なものだ。これは現存建物の耐震化をすすめて建物を揺れ難くするか、瓦そのものを工夫するしかないだろう。いずれにしても新聞記事にある沼津市の家具固定の説明会は的を得ていると思う。

それでは我々は実際どんな訓練を行ったかというと、私の担当は救出救護なので葛川区の防災器具倉庫にしまってあるチェーンソーを引きずり出し、エンジンがかかるか試してみるというもの。
毎回のことではあるがこれが中々かからないわけで、いきなり素人集団がチェーンソーで生き埋めになっている人にのしかかっている梁や柱などをバリバリきるシチュエーションというのもピンとこないが、とにかくエンジンが初動しなければ訓練としての達成感も得られない。

今回は秋の草刈時に用意してあった混合燃料が使われてしまっていたようでガソリンとオイルを混合してみることから始まった。
1:30とか1:50という混ぜる割合は説明書を読んで知ることは出来るが、これが一体どういう混ぜ方なのかがイメージできないというのはいかにも現代的で自分を笑ってしまった。機械が壊れてしまったらあとが面倒だという気持ちが勝ってしまうのである。
結局は1リットルの器に30cc入れれば計算上大体いいだろうということになったはいいが、この30ccを計る器具がないとわからんという結論に達した。
ここで私は素晴らしいことを思いついたのである。訓練メンバーにしゃぶしゃぶ料理店を経営している寅やさんがいる。
「寅やさん、大さじ2杯って大体分かりますよね。それをこのボトルに垂らして下さい。」
最終的には防災訓練ではなくて料理教室になってしまったようだ。

もう一つの訓練は怪我人を救護センターまで送るというもの。
これには防災用のアルミ製組み立てリヤカーを使う。
今回は実際に救護センターまで行ってみた。
ここには当たり前だが本物のお医者さんと看護士さん、薬剤師さんが待機していて、救急医療をシミュレーションしている。はじめて災害医療の要といわれているbtn040-2.gif トリアージタグいうものを実際目に出来た。防災訓練におけるその現場現場によって温度差はかなり大きいというのが実感だ。

btn040-2.gif 駿河湾地震に関するブログ記事はこちら
btn040-2.gif 地域防災に関するブログ記事はこちら

日常雑記 | 09:35:06

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