投稿日:2008-08-28 Thu
■□ 我々はすでにバーチャルリアリティーに生きている □■ご存知のように日本列島は縦に長く(2700Kmぐらいか?)、その気候風土はまちまちです。
そこへ持ってきて
google アース などでパソコンの中に無理やり地球儀を入れてしまったり、
google マップ で17インチのディスプレイ上でシームレスに日本中を移動をしたり、
google ストリートビュー で街中を歩き回ったり、または新幹線で日本中を飛び回ったりしていると、このバーチャル世界とリアル世界が区別が付かなくなったりしてきているというのはある意味オモシロイ現象なんですけど、知らないうちに私達は毒されているわけで、他人事ではありません。
先日、「凍結深度」について見解を聞かせて欲しいという問い合わせをいただきました。
> ・・・・(私が住んでいる)つま恋辺りでは”凍結深度”はないでしょうか?
> 箱根周辺とか?
> 北海道立北方建築総合研究所で検討されている”スカート断熱工法”を取り入れたら ・・・
この「つま恋」のある静岡県西部の掛川市と県東部の箱根と北海道を混ぜてしまったこの方はかなりダイナミックなのですが、残念ながら、私の生活活動エリアは静岡県の中部、西部地区でして、非常に温暖な地域です。「へー、寒い所で建築やる人は大変だな。」というのが正直な感想でした。
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私が住む、この掛川では冬の厳寒期であっても、年に数回ほど零下になる日があるかないかの程度です。ただし風が非常に強く、体感温度が大変低いので生活しにくいと北国からいらした方がよく言います。私など生まれてこの方、雪が降ってそれで遊んだ記憶などは小学校6年生ごろに一度あっただけですよ。まるで亜熱帯人みたいですね?
ちなみに、このような温暖な地域で育った人間を他県の人は揶揄交じりで「煮えたら食わず(誰かが煮てくれたら食べよう)の人」といいます。こんな気候風土で育つとこんな南国の人になってしまうようです。
これは物事が熟さないと行動を起こさない、のんびりした静岡県民性を指します。
私も若いとき東京で生活したことがありますが、これと同じようなことをよく言われたものです。
これは戦国の時代末期からこの東海地域を治めた、家康の時代からのようです。
「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」織田信長
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」豊臣秀吉
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」徳川家康
というのは有名な逸話ですね。
これは余分な話でした。
ともかく、ハウスメーカーが全国展開したり、フランチャイズ式販売店の全国標準仕様をもった経営形態であったりすると、ともするとこの地域性、気候風土、固有文化をないがしろにしてしまう可能性があるということを我々は肝に銘じなければなりません。
この静岡県中部地区の夏場の高温多湿な気候のなかでどう快適な住まいを工夫するのか。それが問題です。
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