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なるほど納得!回転する雨戸 掛川城二の丸茶室
■□ 掛川城二の丸茶室で回転雨戸を発見! □■

掛川城 二の丸茶室btn040-2.gif 掛川城は遠江国(現在の静岡県掛川市)にあった平山城で、安土桃山時代に同地に入封した山内一豊によるものです。1994年(平成6年)に戦後初の木造による天守閣として再建されました。

その掛川城敷地内、天守閣の下に併設されたbtn040-2.gif 「二の丸茶室」は木造平屋、和風庭園付きの新築のbtn040-2.gif すばらしい建物です。
盆休み、女房と「茶の湯」をしてきた時、回転雨戸を発見したんです。


■□ 「回転雨戸」とは一体何か? □■

掛川城 二の丸茶室雨戸というのは普通、一直線上を移動して戸袋に収納されます。ですから壁面ごとに戸袋部分には壁を必要とします。つまり雨戸を収納する場所を確保しなければならない。しかし、南側の主庭に面している開口部は可能な限り大きく取りたい。耐震性さえ確保できれば採光、採風上も有利になります。壁面を極力減らしたいが、戸袋は必要。これは設計者のジレンマです。

掛川城 二の丸茶室これがちょっとした建築的工夫で、建物のコーナーで90度クルリと折れ曲がって雨戸が走り、一つの戸袋になんと29枚もの雨戸があれよあれよという間に収納されるというものが歴史的建築物等で実現されているんです。

掛川城 二の丸茶室 回転雨戸建築家の中村好文著「意中の建築 下巻」は古今東西の名建築の現地取材物ですが、この中に江戸時代初期、香川県高松市に建てられた「掬月亭(きくげつてい)」というのがあって、タイトルが「戸袋に消える128枚の雨戸」というのがあるんです。

これと同じ仕組みが掛川城二の丸茶室に作ってあったんです。「茶の湯」を愉しみに行って、私は建物ばかり観察していたわけですが、これには驚きました。これは和風建築ではよく使われる手法なのでしょうか?
btn040-2.gif ウィキペディアでこのような画像を発見しています。


掛川城 二の丸茶室 回転雨戸そのときの私はよほどうれしくなって舞い上がっていたのでしょうね。お茶の接待をしてくれる女性にわけを話して、お客さんが居ないときを見計らい、「試しに雨戸の開け閉めをやってみたい」と願い出たのです。
快く承諾を得て、雨戸の開け閉めをしてくれる所を具合よく画像に納めることもできました。ありがとうございました。
こんなことを要求した客は、私だけじゃないでしょうかね。


掛川城 二の丸茶室 回転雨戸●建具が建物の角で回転する仕組みの解説

・雨戸は、角柱と敷居に取り付けられた真鍮の突起物の間を通り抜けて、建具幅のちょうど半分ほど外へはみ出す形になります。
・真鍮の丸棒金物を支点として建具がくるりと90度回転します。
・ですから敷居と鴨居の島の分部は欠きこみがしてあるのです。


掛川城 二の丸茶室 回転雨戸画像をクリックすると大きな画面が開きますから分かりやすいと思います。

風雨にさらされる外部ですから、木部にこまかい加工を施すのは痛みを早めるためやりたくはないのですが、これは半分「洒落(しゃれ)」なのでしょうね。工人の遊び心です。


掛川城 二の丸茶室 回転雨戸1600年関ヶ原の戦いの後、山内一豊は徳川家康から土佐一国を与えられて高知城に移転しまいました。その後、掛川城には多くの譜代大名が入り、最終的には太田氏(太田道灌の系列)が入り、そのまま150年間7代掛川藩主を務め明治維新を迎えます。


実は私のご先祖が、この掛川藩主太田家と、どこかで繋がりがあるのではないかと密かに調べたことがあります。これはまたの機会に記事にしましょう。

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地元探訪 掛川〜島田〜静岡 | 12:18:37 | Trackback(0) | Comments(0)
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