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これでいいのか!? 静岡県民の地震防災意識
■□ 警鐘!東海地震の防災意識が緩んできている □■

今年発生した東北地方での巨大地震では比較的建物の被害が軽微だったと世間一般で評価されていますが、これを受けて東海地震に対しての防災に対する緊張感が少し緩んで来ているように感じるというのは、このブログでも繰り返し発信しています。

※このたびの災害に対し、東北地方の被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。これからの地震防災に役立つよう話題に取り上げさせて頂いています。

静岡県では 第3次地震被害想定として東海地震の被害予想を発表し、全県下の18.9%の地域で震度6強、1.7%の地域で震度7 と推定しています。さらに静岡県下の総建物棟数150万棟のうち 8.60% である 13万棟 がこの地震によって大破すると予測しているわけですが、このたびの東北地方の地震災害の被害状況と照らし合わせる限り、今後30年の間に87%の確率で起こるであろう東海地震でも大したことはなかろうというのが静岡県民の正直な気持ちかもしれません。

btn040-2.gif 「13万棟が大破 東海地震の被害予想は大げさか?」
というブログ記事の中で地震力が建物の損壊に繋がるかどうかを決める要素について書いていますが、その中で

●その土地の地震歴によって防災に対する意識が違う
●短期間の周期で大きな地震に見舞われている地域では建て替え率が高い、耐震改修率が高い。

が重要であるとしました。
そこで2008年6月14日に東北地方で発生した岩手・宮城内陸地震、同年7月24日岩手県沿岸北部地震についてもう一度まとめてみるとともに、これらの事柄も含め、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

■□ 岩手・宮城内陸地震 とはどんな地震だったのか □■

btn040-2.gif 岩手・宮城内陸地震 (主としてウィキペディアより情報を得て記事にしています。)

2008年(平成20年)6月14日 岩手県内陸南部で発生したマグニチュード 7.2 の地震。同県奥州市と宮城県栗原市において最大震度6強を観測し、両市を中心に被害が発生した。

●被害の傾向

建物の倒壊などによる被害が少なく、栗駒山周辺をはじめとした山体崩壊や土砂崩れ、河道閉塞が多かったことが指摘されている。これは地震動の周期が短く、木造住宅を壊す周期1秒前後の「キラーパルス」が少なかったために木造住宅の被害が少なかったこと、この地域では屋根に軽いトタンを用いている家屋が多いため、屋根による家屋の押し潰しが少なかったことが、地震の規模に対して家屋の倒壊被害を少なくしたのではないかと専門家が見解を述べている。

最大加速度 は防災科学技術研究所が岩手県一関市で観測したところによると 4022ガルでこれは日本国内観測史上最大値だった。地震波形から推定される変位は153cm(3次元方向の合成値)で、地震により観測点が1メートル以上移動したことになる。

●被害状況 2008年7月14日現在

死者:13名
行方不明者:10名
負傷者:448名
建物全壊:23棟
建物半壊:65棟
建物一部損壊:1,090棟
火災:4件

●被害金額 (7月11日現在)

宮城県 1198億9875万円
岩手県 294億4156万円
秋田県 26億4097万2千円

お金に換算すると、この地震で実に1500億円相当が失われた勘定だ。
これは新築3000万円規模の住宅5000棟分に当たる。
一方、東海・東南海・南海地震が同時発生した場合、最大で経済的被害が81兆円、死者が2万5千人に至ると国の中央防災会議では報告されている。
btn040-2.gif 資料参照

●防災意識

岩手・宮城内陸地震の2日前にあたる2008年6月12日は、1978年宮城県沖地震からちょうど30年であったため、同日に至るまで連日ローカルニュース内で防災特集が組まれていた。また同日には、県主催の大規模な防災訓練や各学校・企業で避難訓練が行われ、朝から晩まで新聞・テレビ・ラジオで地震対策の報道がなされていた。テレビでは夕方ワイド番組内で特集が組まれたり、夕方およびゴールデンタイムに全国放送の代わりにローカル番組の地震・津波特別番組を放送する局があったりした。

これは手塚治氏が30年前に描いた「ブラックジャック」の中で2008年の大地震を予言的中させて世間をびっくりさせたという記事でも取り上げている

●地震暦

この地震の震源域の周辺で起きた同規模の地震には、1896年の陸羽地震(M7.2)、1897年の宮城県沖地震(M7.4)、1936年の宮城県沖地震(M7.4)、1978年の宮城県沖地震(M7.4)、2003年の東北地震(M7.1)、2005年の宮城県南部地震(M7.2)などがある。また、1962年、1996年、2003年にはそれぞれM6.0 - M6.5程度の宮城県北部地震が発生している。

●地震予知

北上低地西縁断層帯は、16000年から26000年の周期の地震を発生させる断層とみられている。しかし、今回の地震が前回の地震からこれほどの期間はあいておらず、前回の地震が4600年程度前に起きているため、周期を見直す必要がある。なお、この周期の点からも気象庁は、今後30年に大地震が発生する危険が1%を切って予想していた。 

btn040-2.gif 地震の発生確率を調べる 地震ハザードステーション J-SHIS
※この中で海溝型地震の地震発生確率をクリックすると各地震の発生確率が表出されます。

次回記事では、引き続いて2008年7月24日に発生した岩手県沿岸北部地震についてもまとめ、東海地震に関する防災意識高揚に役立てようと思います。

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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

既存住宅の耐震改修 | 13:46:14 | Trackback(0) | Comments(0)
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