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■カウント

阪神淡路の5倍?岩手宮城内陸地震の地震加速度 数値評価の難しさ
■□ 地震の揺れを表す指標「ガルgal」表現の限界  □■

先日発生した宮城岩手内陸地震や岩手北部地震では震度6強という大きな揺れを観測したにもかかわらず、建物の損害が少なかったのは幸いです。これは木造住宅や中低層建物に共振作用を及ぼす「キラーパルス」という地震波成分が少なかったからだというのが前回までの記事の内容でしたが、これを抜きにしてマスコミの報道イメージだけを追っているとあたかも「もしかして震度6強ぐらいでは簡単に家はつぶれないのではないか」という希望的思いが私を含め、恐らく皆さんの頭にも去来しているはずです。

これから30年以内に87%の確率で東海地震が発生するとされていますが、震度6強を予測されている地域が大変多いにもかかわらず、それぐらいの揺れでは住宅は倒壊しないのではと感じてしまう状況になっているのは非常に危険です。地震の「震度」数値はその地震の性格を現す一つの目安に過ぎないということを謙虚な気持ちで受け入れねばなりません。事実、地震の大きさを示す尺度の見直しがいろいろなされています。

例えば、最近では揺れの内容を客観的に把握するために、「加速度(ガルgal)」という単位がしきりに使われるようになりました。中学校2年生で習う初等物理学で、すでにその「加速度」という概念が教育カリキュラムに登場しますが、「加速度」とは一定時間に起きた速度変化のことで、1ガルは1秒間に速度が1cm/sだけ増加することを表す単位です。

分かりやすい事例で示すと、地球の重力の加速度は 980gal ですが、これは重りを手放して自由落下させたとき1秒後には0.98m/秒(時速35Km)の速度に達する変化率です。また逆に 1000gal は時速36kmの車が1秒で止まる時の加速度のこと。その衝撃の強さがイメージできると思います。

ちなみに1995年の阪神大震災時の最大化速度は 818gal でした。水平方向に重力なみの加速度が加わったと考えると分かりやすいと思います。ビルは地面に対し垂直に建っているわけですが、それを地面ごと横向きにするとそこに 980gal の加速度が生じる計算になります。この 980gal というのは相当破壊的な数値であるということが出来ます。

ところがこの「gal」による数値評価でも地震の破壊度を表現しきれないことが分かってきました。先月の岩手・宮城内陸地震では観測史上過去最高の 4022gal 、2004年の新潟県中越地震で 2515gal なのです。そこで「キラーパルス」などの共振現象の概念を持ち込むようになりました。

では、その少し時代遅れになってきた「震度」階級による表現とは一体何なのだったのでしょう?

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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

既存住宅の耐震改修 | 10:46:22 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
私は地震の時車に乗っていました。自身が着た瞬間、道路がぐにゃんと曲がりました。でも、私たち家族は幸運だと思います。だって、地震のあった日、道路を走っていたら、父が、「ケータイ忘れた!!」と言って、車でいったん家に帰りました。そのおかげで、地震があった日、高速道路に入らなくてすんだのです。(高速はすぐに閉鎖されました。高速はいってたら…・)
そして、安比のペンションにいったので、その日は2回しか地震に会っていません。(最初のと余震)でもやっぱり地震は恐ろしいです。
2008-07-30 水 08:45:03 | URL | 美恵利 [編集]
運転中はどうなるんでしょう?
7月24日に岩手県の安比(あっぴ)へ偶然に行って地震に遭遇したのですね。いきなり道路がぐにゃっと・・。それは強烈な体験ですね。このときばかりはお父さんの物忘れに感謝です。運転中に地震が来たらどうなるのかとは常日頃から疑問でした。ハンドル操作不能になって、ガードレールに激突とかならないんでしょうか。ともかく、お怪我がないようでよかったですね。
2008-07-30 水 13:18:34 | URL | 管理人:太田 [編集]
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