投稿日:2008-07-11 Fri
■□ 地震には各々に性格がある □■「地盤減震システム」とは、建物と地盤の間にスベリシートを挟んで震度5強(200gal)以上の地震時に建物をコントロールされた量を滑らせることによって共振作用をカットする仕組みです。
友人「M」が危惧するのは大震災に引き続いて頻発する巨大余震による建物の累積変位量です。
前回記事では過去の大震災のデータから余震について調べてみたところ、震度5強を超えるような大きな余震の頻度は各地震にかなりばらつきがあるということがわかりました。
その中で特に大きな余震が頻発した地震災害に平成16年(2004年)の新潟県中越地震があります。
「地盤減震システム」が作動する震度5強(200gal)以上の余震が12回起こっています。
■□ 「地盤減震システム」と位置復元 □■
そもそも地震後の建物位置の復元装置を内臓しない「地盤減震システム」では、位置の復元に関してどのような対策を講じているのでしょうか。
「建物が滑ってずれてしまった後は一体どうするんだ?」という疑問です。
確かに当初建っていた位置から多少なりとも滑ってずれてる訳で、そんなに簡単に動かして元へ戻せそうな感じがしません。なんせ住宅丸ごと一軒ですからね。
一部のマスコミ報道では簡単に油圧ジャッキを用いて復元できるとあるが それはどういった方法なのか?実は開発者はこの点を見事に解決しています。
なぜ開発者ビイックさんは積極的にそれを打ち出さないのか?このあたりが「地盤減震システム」のグレーゾーンであり、我々建築屋を含めて消費者が最も不安を感じる所だと思います。後述しますが、これにも訳があります。
余震対策はひとまず横へ置いて、この復元方法について考察してみましょう。
というところで、またスケッチアップでモデルのイメージ図を作成しました。
一目瞭然です。Simple is best!
私も種明かしの前にジャッキの支点を何処にするか、いろいろ考えていたんですが、なるほどです。
▼クリックして拡大する
分かりやすいように基礎をモデル化してます。実際の間仕切り布基礎の形状はもっと複雑です。


時間がなくなってしまったようです。
次回記事へ続きます。
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