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「天下り」の時代評価 ハウスメーカー文化の定着 よくわかる住宅産業史
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積水ハウスのネタが続きましたが歴史の勉強みたいで少し疲れましたでしょうか。

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石油製品の用途拡大を狙った積水化学工業はオールプラスティックハウスを考案し田鍋健氏を社長に据えて積水ハウスを立ち上げます。その後、住宅産業界のトップランナーの一員として積水ハウスは日本にハウスメーカー文化を定着させましたが、そんな中で戦後の高度経済成長を支えた光と影が見え隠れするのもまた事実です。

積水ハウスの創業者、田鍋健(まさる)氏が日本経済新聞社刊「私の履歴書 経済人23」(昭和62年)を参考にしました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ハウスメーカーは日本の住宅政策を左右するほど力を持つに至ります。昭和54年には住宅メーカーが建設省の肝いりで住宅生産振興財団を発足し、公団や公社に用地を提供してもらい街区の設計を専門家に委託して共同分譲をハウスメーカーが独占するという販売形式を始めています。田鍋氏はこの財団の理事長も務めていますが、会長に据えたのは日窒時代に朝鮮総督府で世話になった浅村廉氏で住宅金融公庫の総裁でもあった人です。今でいうところの「天下り」ですが、この書籍が著された昭和62年当時には社会悪という認識はされていなかったようですね。

ちなみに浅村廉氏は1935年、東京帝國大学法学部を卒業。台湾銀行入行。高等文官試験行政科合格を経て、朝鮮総督府入庁。財務局勤務などを経て、経済企画庁総合開発局長。その後、道路公団副総裁を経て、1968年4月から1977年9月まで住宅金融公庫に総裁としてその椅子にあったというほどの要人でした。

親会社と子会社で同じ産業分野で競合し、同じグループ企業も加わって、それぞれの事業が順調に推移している例は少ないと思いますが、昭和60年ごろのプレハブ住宅の着工件数は約16万戸で、そのうち積水ハウス、積水化学工業、旭化成工業という旧日本窒素肥料グループで実に約4割にあたる6万戸を販売しています。

昭和62年に著されたこの書籍はこれで終わるのですが、この書の中で田鍋氏は「社長に就任した当時は、まさかここまで発展するとは夢にも思ってみなかった。高度成長期で住宅需要が増大するとともに、プレハブ工法が社会的ニーズに適合し、政府の奨励策もあって急成長した。時の運に恵まれたとはいえ、同じ頃参入してきた同業他社のいくつかが、あえなく消えていったのと比べると、私の信じる経営哲学を実践したのも大きな要因だと自負している。」と結んでいます。


☆☆☆☆☆ 参考 (ウィキペディアより)☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【 旭化成 】

創業者の野口遵(チッソも創業)が1922年に宮崎県延岡市で旭絹織株式会社を設立し、合成アンモニアの製造を開始する。同社は旧財閥「日窒コンツェルン」の一員。野口が延岡でアンモニアの合成化に成功したのを機に始まり、昭和に入ってアンモニアを使用した繊維「ベンベルグ」を発売して、その後、数々の合成繊維(「レオナ」「カシミロン」「ナイロン」「レーヨン」)、化学調味料、化学薬品(カセイソーダ、塩素、塩酸、硫酸、硝酸)等を製造、戦後に事業を多角化して、家庭用品で1960年に発売した「サランラップ」の爆発的大ヒットで旭化成の名を一躍全国区
している。現在は医療用医薬品や繊維加工技術から発展した弱電部品の製造、そして耐火性・耐候性を前面に打ち出した新建材「ヘーベルパワーボード」やそれを使用した「へーベルハウス」ブランドの住宅の販売も行っている。
旭化成は株式会社ニッチツ、積水化学工業株式会社の共に第2位、第3位の大株主である 。
群馬県前橋市に所在する発泡スチロールメーカーの「旭化成」は完全な別会社であり、資本関係などはない。

【 積水化学工業 】

起源は日窒コンツェルン
住宅、高機能プラスチックス、環境・ライフラインの3本立ての経営体制。
積水ハウスの筆頭株主であることで、同社向けの住宅関連の建材に強いパイプを持ち、また自社製品(セキスイハイム)を販売するなどで、同部門は売り上げの半分を占める。しかし、同部門は2007年の建築基準法改正による官製不況、原油高による原材料費の高騰により、住宅及び関連建材の売上、利益ともに悪化している。そのため、利益率の高いリフォームや太陽光発電住宅などに力を入れる動きがある。
主力商品は戸建て住宅で、売上は日本国内4位(太陽光発電住宅で1位)。他には自動車用中間膜の世界シェア40%、塩化ビニル管2位などとなっている。

【 積水ハウス 】

1963年に積水化学工業の住宅事業部が別社化した。現在は積水化学の連結対象からは外れている。積水化学の現在の住宅部門(ハイム・ツーユーホーム)とは完全に別体である。住宅業界で日本国内首位。(現在大和ハウス)主要株主は積水化学工業(10.17%)

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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

脱ハウスメーカー志向 | 15:50:15 | Trackback(0) | Comments(0)
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