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編集長 : 太田@コバヤシ建築
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近所の野外フェス つま恋「ap bank fes'08」では食器のリユースも
■□ 具体的アクションを起こそうよ! □■

先週末、近所のつま恋で野外フェスbtn040-2.gif 「ap bank fes'08」が行われた様子は前回の記事でお伝えしたとおりです。といっても私は自宅の屋根へよじ登り屋根散水の実験をしているときにその大音響を聴いていただけですが、そもそもbtn040-2.gif 「ap bank」は環境問題を解決するための企画であるため場内のオーディエンスの食事に使う食器のリユースも行われたようだ。ファッションでも何でもいいから、こういう試みは一過性のものとあきらめずにがんばって欲しい。かならず心ある人が育っていくはずだ。

■□ なぜ屋根散水を検証するのか □■

夏の深夜「近くのスーパーまで冷たい飲み物を・・」なんて散歩がてらブラブラ出て驚くのは建物の中の温度と外気温の違いです。さすがにアスファルトやコンクリート舗装された場所は日中蓄熱された熱を夜間放熱する側に回りますので熱気が滞りますが、河川の橋梁の上や田圃を渡る風はびっくりするするほど涼しいものです。

風呂上りに「橋の上へ行って来い」とお袋によく言われたもんです。
エアコンなど非日常的なものだったんですね、少し前の日本では。

最近はエコエコと何かと世間がうるさいんですが、そういうのとは別に、建築家を目指すものとして単純にこの暑さをしのぐ工夫が出来ないものかと考えている毎日であります。

さて、その一つの試みとして先日から屋根散水を試しているわけですが、ちゃんとした科学的データを蓄積して検証するのは難しいので、理屈で実行して体感的にその結果に満足できるかどうかということになるかもしれません。これは科学的方法論としてどうかという課題になります。説得力をどうつけるか。

■□ 気密断熱性が高まるほど蓄熱性が高まる □■

屋根散水 打ち水効果なぜ家の中に熱気が滞って、いつまでも抜けないのか。夜間の外気温が25度ぐらいまで下がって、窓全開にしておいたとしても室内温度が30度を切らない。寝苦しくて不愉快な気分になりませんか。

以前にも書きましたが、太田の今の仮住まいは鉄骨造の元工務店の事務所で、スチール折半屋根なので夏の盛りの日中には室内が40度を超える亜熱帯状態となります。あと数年内には新しい木の家を作って引っ越しちゃいますが、折半屋根なので勾配がゆるく、屋根上を安全に歩き回れるので実験をするにはもってこいの条件であります。

この建物内に熱気が滞る現象を考えてみましょう。
大元のエネルギー源は太陽です。日中、屋根に注がれた光エネルギーはその屋根表面で熱エネルギーに変わります。そしていわゆる輻射熱となって室内外問わず、じわじわと放射されるわけですが、屋根面の温度は日没からどんどん下がっていきます。これは触ってみればよくわかります。日中、目玉焼きが焼けるほど熱かった屋根表面も日没後しばらくすると「暖かい」というぐらいまで下がってしまってます。

ところが室内は相変わらず暑い状態が続くのはなぜか。これは屋根とその直下の天井の間の空気層が蓄熱層となって熱を溜め込むために引き起こされる現象です。熱はお金と一緒で貯めることができるわけです。

その出入りに「収支」があるというのは、私最近思うのですが「体重」と同じと考えています。最近ダイエットしています。これは余談でした。

■□ 熱の出入りは経済でいう収支である □■

要するに

熱が与えられる(入る)== 収入 
熱が奪われる(出る) == 支出
熱が溜まる(蓄熱)  == 貯蓄

といった感じです
これを繰り返してエントロピーが増大していくのが熱力学第二法則です。これも余談ですね。

ですから室内側の温度を下げて心地よい住空間を作るためには夏期のことに限っていえば、まず屋根面から室内側に向かって輻射される熱を屋根面材でカットして熱が入りにくくする。すなわち屋根の遮熱性能を上げる。そして建物の中に滞った熱を外へ排出する工夫をする。通気工法などの換気する仕組みを建築に取り入れる、ということになります。

気をつけなくてはならないのは屋根面の断熱性能を上げれば、それだけ建物内の熱気を外へ排出しにくくなるということです。

さらに厄介なのは、この仕組みは冬季と夏期では期待される効果が全く逆転するということです。
冬期では屋根面から積極的に集熱して建物の中に熱を取り入れ、その熱を外へ逃がさないようにしたいということなのです。高気密高断熱工法はその建物の外骨格を重装備化する方向で考えられていますが、ここに原理的な矛盾が生じます。

そこで、もっとも低エントロピーを実現している生物のエコシステムを考えてみたいと思います。
次回記事へ続きます。

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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

検証 屋根散水 | 11:07:30 | Trackback(0) | Comments(0)