投稿日:2008-06-30 Mon
■□ 悪天候のため、実験順延です □■先週末の記事で以下のようなことを書きました。
●夏季の焼けた屋根面を冷やすために屋根上に打ち水できないだろうか?豪雪地帯では融雪設備を設けますよね。ああいう物を屋根に設置できないかと。
雨水を一時貯めておいてそれを利用しようかとも考えるけど設備を過剰にしたくはないな。花壇の水遣り配管が利用できそうだけど・・。
早速、カーマホームセンターでスプリンクラーを購入しました。太田の今の仮住まいは鉄骨造の元工務店の事務所で、折半屋根なので夏の盛りには室内が40度を超える亜熱帯状態となります。あと2,3年で新しい家を作って引っ越しちゃいますが、折半屋根なので勾配がゆるく、歩き回れるので実験をするにはもってこいなのです。
タカギさあ、張り切ってといいたいところですが、あいにく先週末は台風のような悪い天気でした。梅雨明けにならないと駄目ですね、こりゃ。しばらくお預けです。それまでに関連の情報を集めて実験に備えます。
明日の記事からはローコストの免震技術が開発されたので、それをリポートします。はっきり言って、必見です。
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コバヤシ建築の「木の家」 【www.kigumix.com】では建築画像をどっさり公開中 
投稿日:2008-06-27 Fri
■□ 高気密高断熱化は寒さ対策から始まった □■前回の記事からさらに続きます。
高気密高断熱住宅に住んでいる人に伺うと、暑苦しいということをよく耳にします。
なぜなんでしょうか?夏季の日照からの熱エネルギーを遮断できたわけですから、室内は快適なはずなんですが・・・・。
夏季の温熱環境のことに関して言えば、たとえば人間の体であっても一つの燃焼機関なので、その熱気が建物内に滞らないよう、その廃熱を戸外に強制排気し続けなければなりません。わずかな熱量ではありますが、高気密高断熱化された建物では熱の出入りが極端に少ないので、内部で発生した熱が外へ排出されることなく内部に蓄積されてしまうのです。
矛盾するようですが快適な居住環境を維持するために、春秋の過ごしやすい季節であっても窓を閉じ機械による強制換気が必要となります。
人は「窓を開放すればいいのでは」といいますが高気密高断熱化するためには建物の熱損失の大きい開口部を極力小さく設計することが基本的な考え方になりますので、採光を得られる最小限の窓があるのみです。さらには大気の温度差が小さい時は空気の対流風が起きにくいので小さな窓を開けるだけでは換気能力が不足します。ですから都市部などにあるオフィスビルで年中空調しているのと同じ理由で、高気密高断熱住宅のメーカー展示場では四季のほとんどの期間でエアーコンディショニングしているはずです。確かめてください。
ともかく現在の断熱住宅はそういうレベルで高気密化しているわけです。住宅の高断熱化は極地の冬場の寒さ対策といった単純なものではありませんし、ある意味住まい手に負荷をかけるかなりデリケートなシステムです。
![]() | 日本のマンションにひそむ史上最大のミステーク (1999/06) 赤池 学金谷 年展 商品詳細を見る 鉄筋コンクリートの建物では内断熱ではなく外断熱にすべきという、いわゆる外断熱ブームを作った書といわれる。他者がこの理論をそのまま木造建物にスライドして流布したため、誤った認識が一般に広まった。 評:太田 |
しかしながら昨今の、特に都市部の夏の暑さには本当に閉口します。
確か日本は温暖湿潤気候と学校で習ったはずですが「日本は季節的な変動のなかではすでに『亜熱帯』といっても良い状態にある」と気象庁がコメントしているぐらいですから実際相当なものです。
使い古されたフレーズではありますが、吉田兼好の「徒然草」に
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなるところにも住まる。暑き比わろき住居は、耐え難き事なり。」
という有名な一節があります。住宅を考える際によく引き合いに出される名文句です。
これは夏と冬を同時に論じたものとして秀逸だと思うのですが、これに反し高気密高断熱工法は最初、北海道などの北方厳寒地の冬の寒さ対策として発展しました。
そして正しい方法で断熱を施さないと躯体内で結露が生じ木材が腐朽するというふうに展開していきます。このあたりから工法自体が商品化されていきました。さらに省エネルギーが法的にも推奨され、高断熱化する方法として高気密工法が有効であることがあっという間に広まり、それには外張り断熱工法が一番いいらしいという少し間違った理論が一人歩きを始めるに至ったのです。我々は冬の暖を採ることが出来たわけですが、同時に夏の涼を自然から得るということを放棄してしまったわけです。
![]() | 「いい家」が欲しい。 (2004/08) 松井 修三 商品詳細を見る 「外断熱」という言葉を一般に広げた問題の書。正しくは「外張り断熱」だが、「内断熱」を不等に評価したということで賛否両論を巻き起こしている。 評:太田 |
![]() | 「外断熱」が危ない! (住宅が危ない!シリーズ) (2002/11) 西方 里見 商品詳細を見る 「いい家が欲しい」に反論する書。少し感情的な表現が目立つのが残念。「いい家が欲しい」は結局ハウスサーキット工法の宣伝本であったという「落ち」である。 評 : 太田 |
![]() | 高断熱・高気密バイブル (2000/05) 南 雄三 商品詳細を見る なぜ住宅の高断熱化が必要なのかを分かりやすく説く良本。自然派志向である南雄三氏があえて住宅の高気密化をすすめ計画換気を推奨するのは疑問が残る。 評:太田 |
エコロジーとは裏腹なエアーコンディショニングされている人工環境から、四季の移り変わりを肌で感じて暮らす生活を復活させ、そのなかで自然観を育て上げる環境を子供たちに残していくことはすごく大切なことだと思います。
講釈が多いですね。人に嫌われちゃいそうです。
具体的に例えば、こんなことを考えたりします。
誰かやらせてもらえませんでしょうか?面白そうで、わくわくしてきます。
●夏季の焼けた屋根面を冷やすために屋根上に打ち水できないだろうか?豪雪地帯では融雪設備を設けますよね。ああいう物を屋根に設置できないかと。
雨水を一時貯めておいてそれを利用しようかとも考えるけど設備を過剰にしたくはないな。花壇の水遣り配管が利用できそうだけど・・。
今年の夏休みの自由研究課題が決まったようです。
子供さんの研究課題のテーマとしてどうでしょうか?
●外壁西面の夏季の西陽除けを考える。
夏季と冬季で作用を逆転させるには植物の利用がよさそうです。西洋建築のレンガ建築では蔦をよく壁面に這わせているイメージがありますが、建物が湿気そうだし、掃除が大変そう。
愛・地球博であったような気がしますが、建物と少し離してワイヤメッシュを構築できないかな。
途中まで書きましたが、すごく面白いことに発展しそうなので次回記事へ回します。
特に屋根散水に関しては、チャレンジしている方がたくさんいるということがネット検索で分かりました。
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投稿日:2008-06-26 Thu
■□ 高気密化について懐疑的な建築家が多い □■先日の記事では、夏の強い日差しで妬けた屋根から室内に放射される熱を遮るためには板状の高性能断熱材を使い、屋根面の裏側に通気層を作ることによって煙突効果で外へ廃熱するのが、今現在の住宅建築において主流をなすであろう方式であり、これにはコストと手間が掛かるということをお話しました。
今回記事では、もう少し突っ込んで高気密高断熱の話をしますが、これは非常に微妙で繊細な話になります。もしかすると、賛同いただけない場合もあるかと・・・。でも誤解を恐れずに話してみたいと思います。
実は高断熱化の鍵は建物の高気密化にあります。
建物の高気密化を追求するというのは非常にテクニカル的なことで、断熱層を建物の構造の外側に設ける外張り断熱工法を採用し、隙間を作らないよう丁寧に作業していけば、一定の気密性能を実現することが出来ます。非常にシンプルな方法論で実現までの方向性が容易にイメージできるわけです。ここに落とし穴があります。私も現場マンとして高気密高断熱化を建築的に追求してみたい時期もありました。
しかしながら、住まい方とか、環境のこととか、子供たちの将来のこととか、より自然に生きて死んでいくこととか、いろんなことを考えてみると住宅の高気密化に関しては懐疑的にならざるを得ないのです。
■□ 高気密高断熱住宅は暑苦しいというのは本当か □■
友人からのメールにもありました、三井ホームなどは2*4パネル構造で基本的に高気密化しやすいので、三井さんに限らず2*4系のハウスメーカーは一般的に高気密高断熱を販売の売りにする傾向があります。
高気密高断熱住宅では
●通年して生活エリアの温熱環境が安定させることが出来る
●建物内部で部屋による温度差が少ない
●冷暖房コストが小さい
●躯体内の温度差が小さいので結露が起こりにくく湿気による木部の腐朽が起こりにくい
などいいことづくめのようですが、一般にいわれる高気密住宅レベルを実現するためにはビニールシートで建物を覆ったり、釘穴を気密テープで塞いだりする必要があるほどで、これらの建物は機械による計画換気を前提としています。すなわち1年を通して機械的なフレッシュエアーの供給や温度管理をしなければならないといったデメリットがあるということを意味します。分かりやすくいうと魔法瓶の中で暮らすような感じです。特に夏場、一度建物内に蓄積された熱を排出するのは容易ではありません。
日本では四季のうつろいが豊かであることは自明なのですが、そもそも夏の暑さ対策と冬の寒さ対策を両方満足するようなしくみを考えるのは非常に難しいことです。両刃の剣なのです。
高気密高断熱化は消費者にとっても非常に魅力的で訴求力のあるアイデアですが、もう少し落ち着いて考える必要がありそうですね。
次回の記事では高気密高断熱住宅について、さらに掘り下げてみようと思います。
高気密高断熱化の他に方法はないのでしょうか?一緒に模索してみましょう。
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投稿日:2008-06-25 Wed
■□ 任天堂は偉い! □■昨日は任天堂さんの修理サービスの話題を記事にしました。今回はその続きです。
娘が任天堂dsライトを潮干狩り中、海水へ落下させてしまい起動しなくなりました。
そこで私は任天堂ホームページからオンライン修理のお願いをすることにしました。
このように水中へ落下させたり、水に濡らして起動しなくなるケースはとても多いんじゃないでしょうか。あきらめないで修理依頼に挑戦してみましょう。購入店へ行くよりホームページから直接頼む方がはるかに楽だし、早く決着します。以下に私の場合の顛末を書いておきますからよかったら参考にして下さい。
任天堂オンライン修理のページ
●まず故障にいたったいきさつや、故障の症状などを所定の書式へ書き込みます。
以下が今回の場合の私の説明です。
「海水に落下して3秒ほど経ってから拾い上げました。乾くまで2日間ほど放置しましたが、スイッチを入れても初期画面が起動しません。」
●修理するかしないかは、その修理に掛かる金額次第ですから、こちらの予算を伝えます。
例えば故障状況を調べてもらい、修理に7,500円以上掛かるようであればその金額を連絡してもらい、その上でやるかやらないかを判断することが出来ます。ホームページにはその状況においてのおおざっぱな見積り金額の提示がありますので、そちらを参考にしましょう。例えばスイッチを入れても起動しない場合7,000円ぐらい掛かるといった具合です。
●ホームページ上で修理依頼の手続きが完了すると、故障したゲーム機を修理工場へ送り届けるための梱包材をこちらへ届けてくれます。これが実に良くできています。これはぜひ利用した方が良いと思います。宅急便の依頼書も必要欄は全て印刷済みです。梱包キットを組み立て、ゲーム機を中に入れ封をする。後は宅急便屋さんに自宅へ取りに来てもらうか、コンビニなどの窓口へ持っていくだけです。


●私の場合、修理費用が私の出した条件の7,500円以下の7,000円であったため、こちらへの連絡なくそのまま修理していただき、ある日いきなり自宅へ修理完了品が届きました。手続き開始から10日間ほど要したと思います。この辺がちょっと怪しい気がするのは、私が貧乏性だからでしょうか。実は言い値で請け負っているのではないかと。6,000円という条件なら、めんどくさいのでやってしまうのではないかと邪推したわけです。
以下は、後で分かったその修理内容です。
部品交換 部品代 USG CPUキバンクミタテヒン 5,000円
USG ホンタイクミタテヒンPDなしJPN
技術料 1,667円
税込み 7,000円
次のようなコメントが寄せられていました。
「本体部品を確認させていただきましたところ、水分の影響を受けて故障している部品がありましたので、以下の費用にて本体交換させていただき、シリアルNo。も変更させていただきました。お手持ちの保証書にお貼り頂くシリアルNo。ラベルを同封致しました。
正常なご使用で万一3ヶ月以内に同一症状の修理をご依頼される場合、本票のご提示願います。」
戻ってきたゲーム機を見ると、筐体が新品になってます。子供がゲーム機に貼ってあったキャラクターシール等は新たに貼り直してくれてあります。こちらとしては、この辺がやはりうれしくなってしまう所でしょうかね。察する所、外も中も総取替えしたようです。後にクレームが発生するよりこのようにした方がコストが掛からないのでしょうね。さすがに既存のデータは戻りませんでしたが。私は基本的にビデオゲームはやらないと心に決めてありますのでゲームはしませんが、これなら故障は怖くないという気持ちになってしまいましたね。パソコンの修理もこれぐらいシステマティックに出来るといいんですが。
●修理代金の支払い方法ですが、修理完了品を宅急便で送ってくれるおりに代金引換になります。
全く良くできています。感激しました。
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投稿日:2008-06-24 Tue
■□ ありがとう任天堂 □■今日は耐震改修工事の研修会で遠方へ出張するので、前夜のうちに本日分の記事を半分まとめておいたつもりでしたが、今開いてみるときれいさっぱり消えているではありませんか。
高気密高断熱の話題の予定でしたが、明日に順延させて下さい。
本日は任天堂さんの話題をひとつ。
先日、家族で海へ貝拾いに行きました。といってもゴールデンウィークの話ですが。。。
大収穫でご満悦で帰途に着こうとしたときのことです、小学生の娘がアサリと海水の入ったバケツの中へ任天堂DSライト(携帯ゲーム機)を落としてしまったのです。間髪いれずに拾い上げ、風を当てて乾かしましたが、端末部分から海水が入っているはずなので、たぶん駄目だろうなとは内心思っていました。真水であれば、接点部の腐食も起こらないだろうし、電気的なショートも少ないだろうけど、なんせ塩水です。
帰宅して、もう乾いたであろうと思われる頃、スイッチを入れてみましたが画面がチラチラっとするだけでやはり起動までには至りませんでした。後で考えると乾燥が不十分で、このときにショートした可能性もあります。
落とした本人はさほど落胆した様子もありませんでしたが、気の毒でほっとくわけにもいかず、助け舟を出すことにしました。新品に買い換えるなんて芸がないですから、任天堂のWebサイトで修理依頼の情報が発信されているはずだと思い当たり調べてみますと、現物を郵送すれば故障の状況を調べて見積りしてから修理依頼することが出来るということが分かりました。もちろん有償サービスです。
ここまでは家電製品のメーカーでも、今ではごく一般にあるサービスです。でもここからが任天堂さんの偉いところでして、現物を郵送する手間が極端に楽なんです。
任天堂オンライン修理のページさすが学童年齢のお客さんが多いトイメーカーだなあと感心しました。
わー、電車の時間が迫っている。この続きは出張から帰ってから、今晩中に追記の形で記事にしますので、明日また除いてくださいね。
☆☆☆
☆☆☆
☆☆☆ 追記 ☆☆☆
というわけで先ほど新幹線で横浜から掛川まで帰ってきました。(例によって「ラー博」の蜂屋へ寄ってしまいました。)地元に新幹線の駅があるので楽です。帰宅早々、息子の卓球の練習に付き合わされ、もう夜の10時過ぎになってしまいました。これは日課になってます。
やー、出掛けはあせっていたみたいですね。漢字まで間違えてますよ。正しくは「覗いて下さい」です。
冒頭でお伝えしたように今日は出張で建材メーカーの大建工業さんの耐震改修の研修会に行ってきました。耐震壁キットである「かべ大将」(商品名:少し恥ずかしい)を利用するにあたって講習を受けないと売ってくれないように防災の行政指導がなされているのです。いわゆる認定構法ですが、強度が数値で扱えるので、既存住宅の耐震化を図るときにより正確にシミュレーションできます。この模様はまた改めて詳しくレポートします。
さて任天堂の件でしたっけ。
くたびれましたので続きは明日です。すみません。
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