投稿日:2008-04-19 Sat
■□ アルミニウムはなくてはならない金属 □■
昨日のブログで「タケノコ」を茹でる記事を書きました。その余話です。
アルミ箔の落し蓋を使ってタケノコを茹でていると、会合から夜遅く帰った嫁さんに咎められました。その理由を尋ねるとアルミは人体に有害な金属だからだそうで、我が家のアルミ製の鍋はすべて廃棄されてしまっているらしい。建築をやっている人にとって、アルミほどありがたい金属はないんでアルミを応援したくなりました。
アルミニウムの何がありがたいかって、まず
●単位体積あたりの重量が小さい。
アルミニウムの比重は約2.7、鉄は7.8。銅は8.9。これらに比べると約3分の1の重さ。
モルタルに比べると約36分の1の重さ。外装に使用したとき建物の重量負担が少なくてすむ。
●他の金属元素(マグネシウム、マンガン、銅、けい素、亜鉛)と混ぜて合金化することにより強度を増すことが出来、性質を変えることで多用途に使える。
純アルミニウム → 反射板、送配電材、放熱材、一円玉
アルミニウム+銅 → 航空機用材、輸送機器、機械部品、ジュラルミンケース
アルミニウム+マンガン → アルミ缶のボディ部分などの容器、日用品、住宅外装材
アルミニウム+ケイ素 → 砂型アルミ鋳物、溶接棒
アルミニウム+マグネシウム+ケイ素 → 建築用サッシ
アルミニウム+亜鉛+マグネシウム → 航空機、新幹線などの車両用構造材、スポーツ用具
●サビなどの腐食に強い。
アルミニウムは酸素に触れると酸化被膜を形成し、酸やアルカリによる腐蝕を防ぐ性質がある。
(不動体という)
●加工がしやすい金属である
アルミサッシの押し出し成型などが出来る
●電解発色、着色により表面の色を変えることが出来る
電解槽の中にアルミ建材を浸して電気を通すと電気分解によってできた酸素が、アルミニウムの表面に着き、酸化アルミニウムの膜を作ります。これを陽極酸化皮膜処理といいます。
1.電解発色(自然発色)
この陽極酸化処理を利用し染料を用いることなしに、アルミ合金の種類や電解溶液の種類・温度、時間電流密度を変えることによって、いろいろな色に発色させます。(皮膜に色がつく)
普通 アルミニウムは白銀色です。最近は懐古趣味でしょうか、アルミサッシのシルバー色がはやってますね。
2.電解着色
酸化皮膜を作った後、アルミ材を水溶液に浸して、電気分解することで、皮膜の孔の中に色の着いた無機物を沈着させる着色方法です。
これらの処理面は、耐候性に優れていて、紫外線で変色したり退色することがありません。
●地球上のどこにでもある元素で3番目に多く存在する。
大量に流通しているので、その製品は比較的安価である。
●電力料金が安い日本ではアルミ製品の製造がローコストに出来る。が最近の事情では微妙。
アルミニウムを精錬するには膨大な電力を必要とするからだ。一般に電気の缶詰といわれる。
●リサイクルしやすい
さて、このアルミニウムだが本当に人体に有害なのだろうか?
それは次回の記事で。
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