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編集長 : 太田@コバヤシ建築
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漆喰(しっくい)は海草を煮て作る 現場では潮の香りが
□■ じかに触れて欲しい「漆喰」 内覧会 ■□

「漆喰」は昨今の住宅自然素材ブームで表面的なことばかりがもてはやされていますが、調べてみるとその歴史は大変古く、化学工業が未発達の時代では大変ポピュラーな建築素材であったことが分かります。現代でもその製法や施工技術を後世に伝えるべく奮闘努力している諸先輩方がいらっしゃいますが、コバヤシ建築もそんな文化継承の一翼を担えるよう、この大変に優れた資材である「漆喰」をことあるごとにお勧めしております。
コバヤシ建築 漆喰
「漆喰」は石灰に海草糊やスサ(麻の繊維など)を混ぜ合わせて作った塗り壁材。コンクリートは水と反応して固まる水硬性ですが、漆喰は気硬性といって空気中の炭酸ガスを取り込んで硬化します。
漆喰の歴史は古く、五千年前のエジプト、ローマ、そして万里の長城などの建築物を組積するときにも使われてきたそうです。
日本で最古の物としては、奈良県明日香村の高松塚古墳壁画の「漆喰壁」に彩画したもので、古墳時代(飛鳥時代末期)のおよそ1,300年前のものであると考えられています。驚いたことに、既にその時代には天然海藻類を用いた「漆喰」の左官技術が確立していたらしく、電子顕微鏡観察してみると海藻の胞子らしいものが確認できるのです。当時の施工ではすでに漆喰材の練り合わせに天然海藻類を使うことによって、適度の粘りと鏝塗りの作業性を良くし、乾燥収縮によるひび割れの防止をしていたらしいと考えられます。

その後、戦国時代にはその優れた防火性と耐久性から城郭建築のための漆喰工法が確立され、江戸時代にはいると商人屋敷の土蔵や神社仏閣に使われるようになって次第に民間に広まりました。現代になり建築資材が化学工業で安価に大量生産されるようになると、施工性がよく高度な施工技術を要しない資材に取って代わられ「漆喰」は急速に衰退してしました。

現在製品化された漆喰材には化学糊が使用されてますが、手島建設さんは海草を炊いて「のり」を作り、石灰とすさを混ぜ合わせて作るという昔ながらの製法で材料を作ってきます。現代においてもこの手法は継承されており、それを実践する職人集団がいるということに「救い」を感じますね。

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テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

自然素材 漆喰(しっくい) | 11:40:21 | Trackback(0) | Comments(0)